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え~、本日港祭り開催......のはずでしたが、あいにくの豪雨で中止みたいなもんです
残念、神輿担ぐはずだったのに......
そしてただ飯が食えるはずだったのに......
半纏とかも着たこと無いから楽しみだったのに......
ちなみに去年までの港祭りでは神社でアイアンフェスタというものが同時開催されていました
小規模のたたら製鉄を行い、これまた小規模の鋳造を行なう
鉄の町室蘭だからこそやる伝統行事
これはうちの研究室でやっていたようです
今年は流れてしまいましたが
いや、もしかしたらそのうちやるかもしれません
//
たたらの基本的な原理を説明しましょう
原理自体は簡単なものです
ふいごと呼ばれる空気を送るポンプを踏みつけて炉に風を送り込み燃焼させるというものです
もののけ姫でもありましたよね?
着物の裾たくし上げたねえちゃん達が踏みつけてるあれがふいごです
話を続けますが、そもそもどうしてたたら場(タタラバかな?)の住人と森の動物達は対立していたのでしょう?
結論から言えば、たたら場が環境を破壊することを必要としたからです
まず、第一に木材が必要となる
たたらに必要な熱は炭の燃焼を必要とするからです
よって、動物達の森を蹂躙しなければならなかった
第二に環境汚染
大昔から原動力の一つとして使われた炭ですら環境を汚染しますからね
//
現代の科学における最大の問題は環境問題です
どんなに素晴らしい技術でも、環境を敵に回すならば採用はされません
R34やNS-Xに代表される過去の名車達が廃れたのも、レースに勝てても環境に勝てなかったからですね
車の話で言えば、最近は燃料電池の研究が進んでますね
燃料電池に必要なものは水素と酸素なんで、環境にはクリーンです
H2O⇔H2+1/2O2
で済みますからね。傍目にはクリーンです。続ければ問題点も出てくるでしょうが
現状、燃料電池の抱える最大の問題はその重量です
燃料電池に必要不可欠な水素は水素吸蔵合金というものに蓄えられます
あんなもん、ボンベに蓄えたら危険極まりないからね
水素吸蔵合金というのは、その名の通り、水素を蓄える金属です
金属と水素は相性がいいですからね
あぁ、結合しやすいって意味ですよ
金属単体から見れば、水素は水素脆化を引き起こす迷惑極まりない元素ですからね
話を戻しましょう
水素吸蔵合金は現状、チタン、バナジウムなどに代表されるレアメタルや、レアアース、マグネシウムなどを主原料とすることが多い
しかし、これらを合金とするといくつかを除いて重くなる
ここから問題が連鎖的に発生していく
まず、重くなることから燃費が悪くなる
燃費が悪くなるということは、それだけ水素を反応させなければいけなくなる
そして、水素吸蔵合金が水素脆化を起こし、反応が悪くなり使い物にならなくなる
使い物にならなくなったら、交換するが、レアメタルやレアアースを使う以上、使用者にとってコストが高くなる
よって、普及しにくい
ほら、最悪の連鎖だ
だから、重量問題を解決しないことにはどうにもならないんですよ
これを解決するには複合材料が鍵になるでしょうね
水素吸蔵合金はあくまで合金です
これに金属以外の何かを複合しなければどうにもならないと思います
ただ、そう簡単に行くかと言えば否でしょうね
一つの問題を解決すると、その解決策の中に問題が生じる
もっとも、重量の問題を解決できる研究が為されたら、それだけで大きな進歩です
何も、一気に全部解決しろって言ってんじゃない
新たな問題点の把握も一つの進歩ですよ
人類はそうやって少しずつ進んできた
ま、焦らずゆっくりやろうや
残念、神輿担ぐはずだったのに......
そしてただ飯が食えるはずだったのに......
半纏とかも着たこと無いから楽しみだったのに......
ちなみに去年までの港祭りでは神社でアイアンフェスタというものが同時開催されていました
小規模のたたら製鉄を行い、これまた小規模の鋳造を行なう
鉄の町室蘭だからこそやる伝統行事
これはうちの研究室でやっていたようです
今年は流れてしまいましたが
いや、もしかしたらそのうちやるかもしれません
//
たたらの基本的な原理を説明しましょう
原理自体は簡単なものです
ふいごと呼ばれる空気を送るポンプを踏みつけて炉に風を送り込み燃焼させるというものです
もののけ姫でもありましたよね?
着物の裾たくし上げたねえちゃん達が踏みつけてるあれがふいごです
話を続けますが、そもそもどうしてたたら場(タタラバかな?)の住人と森の動物達は対立していたのでしょう?
結論から言えば、たたら場が環境を破壊することを必要としたからです
まず、第一に木材が必要となる
たたらに必要な熱は炭の燃焼を必要とするからです
よって、動物達の森を蹂躙しなければならなかった
第二に環境汚染
大昔から原動力の一つとして使われた炭ですら環境を汚染しますからね
//
現代の科学における最大の問題は環境問題です
どんなに素晴らしい技術でも、環境を敵に回すならば採用はされません
R34やNS-Xに代表される過去の名車達が廃れたのも、レースに勝てても環境に勝てなかったからですね
車の話で言えば、最近は燃料電池の研究が進んでますね
燃料電池に必要なものは水素と酸素なんで、環境にはクリーンです
H2O⇔H2+1/2O2
で済みますからね。傍目にはクリーンです。続ければ問題点も出てくるでしょうが
現状、燃料電池の抱える最大の問題はその重量です
燃料電池に必要不可欠な水素は水素吸蔵合金というものに蓄えられます
あんなもん、ボンベに蓄えたら危険極まりないからね
水素吸蔵合金というのは、その名の通り、水素を蓄える金属です
金属と水素は相性がいいですからね
あぁ、結合しやすいって意味ですよ
金属単体から見れば、水素は水素脆化を引き起こす迷惑極まりない元素ですからね
話を戻しましょう
水素吸蔵合金は現状、チタン、バナジウムなどに代表されるレアメタルや、レアアース、マグネシウムなどを主原料とすることが多い
しかし、これらを合金とするといくつかを除いて重くなる
ここから問題が連鎖的に発生していく
まず、重くなることから燃費が悪くなる
燃費が悪くなるということは、それだけ水素を反応させなければいけなくなる
そして、水素吸蔵合金が水素脆化を起こし、反応が悪くなり使い物にならなくなる
使い物にならなくなったら、交換するが、レアメタルやレアアースを使う以上、使用者にとってコストが高くなる
よって、普及しにくい
ほら、最悪の連鎖だ
だから、重量問題を解決しないことにはどうにもならないんですよ
これを解決するには複合材料が鍵になるでしょうね
水素吸蔵合金はあくまで合金です
これに金属以外の何かを複合しなければどうにもならないと思います
ただ、そう簡単に行くかと言えば否でしょうね
一つの問題を解決すると、その解決策の中に問題が生じる
もっとも、重量の問題を解決できる研究が為されたら、それだけで大きな進歩です
何も、一気に全部解決しろって言ってんじゃない
新たな問題点の把握も一つの進歩ですよ
人類はそうやって少しずつ進んできた
ま、焦らずゆっくりやろうや
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