★ 雪解け

風に身を晒す土

運ばれる春の匂い

身を打つ雨の冷たさ

大地を力強く進む蟻の行進

身を照らす陽の暖かさ

河川に流るる蕾のような希望


春が来て、雪が解けて、誰かが去って、誰かに会って

とても寂しい季節

とても暖かな季節



雪原の丘の雪も解け、次の舞台は朱い月に照らされた蒼い夜

月を讃えろ、そして朽ち果てろ



GO TO NEXT STAGE,SYUGETUSOUYA!

・・・

Where is next stage?

・・・

Next door is under the page.

★ 感情論

何が正しくて何が間違ってるのか

常識という物差しでしか計れない人生なんて詰まらないから

俺たちは自分の感情論並べて答えを探すしかないじゃないか

正解なんてないんだから、自分が納得する答えを探せばいい


誰が正しくて誰が間違ってるのか

それを判断するのは悲しいかな社会だよ

たった一度きりの人生、二度あるなら君達の言うことを聞いて大人しく生きよう

一度しかないんだから好きに生きさせてくれよ

人生に正解なんてないんだから、納得する答えを胸に抱えて生き抜くしかないだろう


バラバラに砕かれたピースを集めて

形になればそれが答えだ

今は言葉には出来ないかもしれない

でも確実に、それは君の中にある


誰も傷つけずに生きていけたらいいな

でも、ごめん、俺は俺の幸福を優先したいんだ

周りのみんなが笑っていられるような、そんな幸福を優先したいんだ

身勝手なのはわかってる

罪も罰も受け入れよう

幸福は、覚悟なしに求められないだろう


「覚悟」しろ

幸福に付随する罰を

罪を受け入れろ

それだけは、逃げるわけにはいかない

★ 白昼夢

揺らめきの向こうに君を見た気がして手を伸ばす

握りしめた手には何も掴まれてはいなく

伸ばした手は行き先を失う

揺らめきの向こうに君はいない

そんなことは知っている

あぁ、悪い夢だ


10分の白昼夢から覚めた時には視界がクリアで

馬鹿みたいに澄み切った青い空が頭上に広がっていた

手に握られた煙草のフィルターを捨てて、俺は現実に戻る

★ No Reason

必ずしも行動に理由は付き物なのかな？

強いて言うなら目的が理由だよ

そう、好きであるということが理由

★ 越える

誰かが辿った道を歩いていた

いつかはあぁなれるのかと思っていた

そう、なんともつまらない理由だ

詰まるところ、俺は兄貴のようになりたかったのだ



色んなことを知っていて
色んなことを教えてくれて

兄貴にわからないことなんてない

そう思っていた

タネを明かせばなんてことはない

俺の知らないことを兄貴は知っていた。それだけだ


知識の面だけで見るならば、俺は7年前の兄貴と同じく位置にいる

このまま就職したら、俺はまた兄貴と同じく道を辿ることになる

それはつまり、7年前の兄貴と並んでるだけだ

違う道を進めば、何かが変わるかもしれない

いや、変わらなければならないんだ

そう、兄貴の過去と並ぶのではなくて

今の兄貴を越えるためにも