★ 晩夏

夏が終わる

暑い熱い夏が

けど日々は終わらない


愛すべき世界の時は

回り続ける

★ 荒野に建つ墓標

もしこの世に神様ってやつがいるんだとしたら

本当に厄介なシステムを作ったもんだと思う

設定された人間の寿命では

どれだけ足掻こうと、全ての謎は解明されない

どれだけ足掻こうと、全ての知識は把握出来ない



もう数学者はこの世にいないんだよ

そんなものは100年前に滅びた

既存の数学の知識を全て把握した人間はもういないんだよ

あまりに知識が増えすぎた

同時に

あまりに謎が増えすぎた




だから

人類の墓標に刻むなら、やっぱりこの言葉が一番いいと思う






―――神様、わかりませんでした

★ 人生を楽しむ秘訣

朝から晩まで勉強をして

試験の為に復習を続ける

試験科目の大半は私の研究には関係ない

それでも

やらなければならないだろう

未来でやりたいことがあるから

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「勉強に意味なんてないじゃないか」

よく聞く言葉

数学は四則演算が出来れば生活に支障はないし

日本語は経験で理解できる

英語なんて知らなくても外国に行かなければ意味はない

だから、勉強に意味は無い、と

そうだね

まったくその通りだ

勉強に意味なんてない

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でもさ

どうして意味がなければならない？


意味なんていらないんだよ


勉強を好きになれとは言わない

でも

過去の偉人が取った行動を知ることや

科学によって世界の真理を探求する

これって面白いと思えないか？

私は楽しいよ

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人間はね

意味のあることより

意味の無いことのほうが楽しめるんだよ

★ 夏影の料理―男の料理編―

最近ありがたいことに野菜の値段が安いです

収穫時期ですからね


小さいキャベツの四分の一玉の値段が、一回り大きいキャベツの半玉と同じ値段ですよ

当然買いますよ

ついでにピーマンと玉ねぎ買って、三個入りの焼きそばを買います

で、最初の二回まではいいんですよ

最後の一回で後悔するんですよ

キャベツのあまりの多さに


でも何日も日を置くと腐りますよね

だから一辺に入れて、また後悔するんですよ


フライパンいっぱいのキャベツを見て


適当に炒めて、肉入れて、麺入れて味付け

......まぁ、薄いのは道理ですね

塩こしょうとウスターソースでごまかしてますが


なんで母親の焼きそばは、あんなに野菜が入ってて味が薄くないのか

ウスターソースでもないし......あの謎はまだ解けそうにない


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番外編

賞味期限が迫った、肉、野菜、卵、牛乳の処理法

肉と野菜は炒めて、塩こしょうで味付けて終わり

卵は卵焼きに

牛乳は少量卵焼きに使い、残りは小麦粉でベシャメルを作り、ブイヨン入れて具なしシチューにする(味噌汁の代わり)


あら？意外と普通だった


余談ですが、私にはどうしても食べられないものがいくつかあります

まず漬け物

たくあん、粕漬け、糠漬けは絶対に無理。子供の頃は食べられたけど、中学生くらいから無理になった

浅漬けやキムチはいける

次に牡蠣

一度あたった人にはトラウマな食材です


最後に茄子

野菜で食えないのはこれだけ

なんかブヨブヨしてるし、グロテスクだし、はっきり苦いわけじゃない曖昧な味だし無理



......大人だって好き嫌いくらいするわい

★ 無題

偶然と偶然が重なり合った世界で生きているのだと思っていた



アナタを見つけたその時に

すべてが必然だったんだと思えちまった