★ カレーな話

しばらくカレー作ってないなぁ、ということで作ってみた

夏影の十八番、チキンカレー

基本的に私が作るカレーは、トマト重視のカレーです

いかにトマトの味を前面に出しすぎないか、鶏肉の味が出しすぎないかが鍵である

何か一つが突出してしまうと、それはもうカレーではなくなる

トマトと鶏肉のカレー風煮込みであったり、鶏肉のカレー風煮込みになってしまう

すべてが調和したとき、絶品のカレーとなる


では具体的に味の押さえ方を説明していきましょう

まずトマト

これは根気良く煮込むか、事前にトマトだけを少量の砂糖と共に煮込む

これだけでかなり押さえられます

他のもので味を押さえ込もうとすると、味が濃すぎるカレーが出来るので注意してください

余談・カレーに酸味があるのは嫌だと言う人はトマトケチャップを少量使うだけでいいです


次に鶏肉

まず表面をこんがり焼きます

ただし、中まで完全に焼く必要はありません

表面に焼き色が付く程度でいいです

次にこれをお湯で煮ます

注意点として、水は最低一度は取り替えてください

鶏肉を焼いたときの油が完全に取れるくらいには煮てください

これを行なった後に鶏肉をカレーに入れても、十二分に鶏肉の味がカレーに出ます

むしろそのまま入れると出過ぎます


スパイスの話

インドにカレー粉がないのは有名な話

ガラムマサラがある意味カレー粉ですね

あれはあくまでミックススパイスであり、単品の名称ではありません

あとメーカーによって入ってるスパイスが変わることがあるので注意しましょう

マスターによく言われることですが、カレー粉やガラムマサラを多量に使ってしまっては、その人の個性がカレーに出てきません

スパイスの比率を模索しながら、調節の為に入れる、という方法を取ったほうが個性が出てきます

ちなみに私はカルダモンを多めに入れたあっさりしたカレーを好みます



スパイスを入れてるのに、スパイスの風味が感じられない、という人への余談

レシピを見て作っているのでしたら、その通りに作り、完成したら食べる直前に炒ったスパイスを入れてみましょう

これだけで全然違います

カレーは二、三日寝かせたほうが美味しいというのが通説ですが、まぁ否定はしません

ただし肯定もしません

カレーを寝かせるとコクが出たり、味が調和されたりと利点も多いのですが、スパイスの風味が消えるという大きな欠点もあります

これを補うという意味でも、直前のスパイスは役に立ちます

個人的見解を言わせて貰えば、作ってる側としては、出来立てが一番美味しいのです

美味しく作っているのですから、寝かせるというファクターに頼らなくても美味しいのです

これはマスターも賛同してくれました

//

以上、久しぶりのカレーの話

手作りでカレーを作るという方は参考程度にどうぞ